いちから学ぶ統計学

統計学をこれから学ぶ人に向けたブログです。

統計学とは何か

まず「統計」とは何なのか。また、統計を扱う「統計学」というのは、いったいどんな学問なのだろうか。私たちの周りには、たくさんのデータが存在します。データとは「数値や事象の集合体」でありますが、それらの集合体を漠然と見たところで何も得ることはできません。しかし、データの数の平均を出したり、傾向を見たり、分類をするなど何らかの手を加えることによって、初めてデータの性質や意味を知ることができ、活用することができるのです。

 

ある程度の数のデータには、必ずバラツキが伴います。もしも、とある学校のテストの点数が全員同じであったら、平均点や順位、偏差値を出すことに意味はありません。一年中天気や気温が一定であったとしたら、天気予報は要らないし、気温をグラフに描く必要もありません。しかし実際には、学年やクラスによって点数は異なるし、地域や日時によって天気も気温もばらつきます。だから、クラス別の平均点や気温のグラフなどを描いて、クラスの特性を把握したり、明日の気温の予測を行います。

 

統計学とは、ある程度以上の数のバラツキのあるデータの性質を調べたり、大きなデータから一部を抜き取って、その抜き取ったデータの性質を調べることで、元の大きなデータの性質を推測したりするための方法論を体系化したものであります。

 

引用文献

http://www.albert2005.co.jp/technology/data/statistics.html